ドイツ初 SIB"イレブン・アウグスブルク"。若者の就労支援を目指す
ドイツ・アウグスブルク
地域 | ドイツ アウグスブルク |
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目的 | 若者の就労支援 |
期間 | 2013 年 9 月~2105 年 12 月 |
投資額 | 非公開 |
対象者 | 下記の条件すべてに該当する 25 歳以下の無職者 1. 師弟制度を使用していない 2. 学校に所属していない 3. 直近 2 年間行政の就業支援プログラム等のしようがない |
ステークホルダー | 行政・報酬支払人 ・労働社会家族統合省(StMAS) サービス提供者 ・Apeiros ・Education Management Augsburg ・Child and Youth Services Hochzoll ・Joblinge 中間支援組織 ・Juvat 投資家 ・BHF-BANK Foundation ・BonVenture (a social venture capital fund) ・BMW Foundation Herbert Quandt ・Eberhard von Kuenheim Foundation - the Foundation of BMW AG 評価・モニタリング機関 ・Dr. Mohren & Partner(法律事務所) ・Faculty of Economic and Social Sciences at the University of Hamburg |
ドイツのアウグスブルクでは、従来就労していない若者について社会的課題として注目されてこなかったが、近年当該問題の社会的影響が明らかになっていくにつれて、公共セクターの多大なコスト負担となることが明らかになっていた。そこで若者の就労支援を目的としたパイロット事業である本 SIB が、州政府(StMAS:労働社会家族統合省)主導のもと 2013 年 9 月に組成された。本 SIB は、学校に通っていなくまた仕事にもついていない若者を対象とし、彼らを訓練または就業へと導くことを目的とする。
【サービス提供者】
Apeiros | 経済的に貧しい家庭で育った子供・若者、特に様々な事情により学校に通う事の出来なくなった子供・若者を対象とし、学校復帰を支援する非営利組織。 |
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Education Management Augsburg | 訓練を受け仕事に就くことが困難な若者を対象とし、彼らが職業訓練を受ける準備をサポートすると共に、彼らを受け入れ職業訓練を提供する事が可能な企業との仲介を行う非営利組織。 |
Child and Youth Services Hochzoll | 学習の遅れや発達障害などの問題を抱える子供や若者、あるいはその家族を対象とし、彼らの個人能力の発達と社会参加を支援する非営利組織。 |
Joblinge | ドイツの失業中の若者に対し、スタッフによるサポートや企業との連携によって就労支援を行う非営利組織。 |
【投資家】
本SIBはパイロット事業として行われているため、一般投資家からは投資を募らず、試験的に非営利団体のみから投資を募っている。
以下の4団体が本 SIB に投資を行っており、投資額は非公開となっている。
【評価とリターン】
評価者
成果の測定は主に・Dr. Mohren & Partner が行うが、評価プロセスの一部において Faculty of Economic and Social Sciences at the University of Hamburg も関与する事となっている。
目標達成の評価基準
ターゲット層の若者 100 名のうち少なくとも 20 名が市内で9ヵ月以上就業(実習生含む)し社会保険に加入した場合、目標達成とされる。
目標を達成した場合のリターン
投資家の最大リターンは3%
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/764630.pdf
http://www.juvat.org/pdf/juvat_augsburg_en1.pdf
http://www.eleven-augsburg.org/